「天才系は陰陽が分かるので陽好きなのですが、実際は、陰の写真をたくさん持っていたり、夜具は陰だったり、陰のゲームやスポーツをしたりして、経絡的に老化し、脳が機能低下するようなことを常日頃やっているのです。しかし、梅澤さんは写真嫌いで、卓球の専門誌さえ、自分の記事が載っているものしか持っていません。」

「と言いますと?」と町会長。

「卓球の専門誌は分解写真で卓球の技術を解説することが多いのですが、分解写真が強い陰の気を放つので梅澤さんは卓球の専門誌が嫌いなのです。」

「なるほど」と町会長。

「スポーツ店に勤めていますが、運動は卓球が専門で、それ以外のスポーツは避けているようです。」

「なるほど」と町会長。

「そして、奥さんさえ、陽の気を放っています。」

「なるほど」と町会長。

「陰のスマホは、高給を取っているステータスをアピールするために持っているようでしたが、僕が『そんなものを持っていると脳の機能が低下して、卓球が弱くなる』と言うと、すぐ捨てました。」

「高額のiPhoneを中古専門店に売らずに、捨てたのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。『陰の強いスマホを持っていると脳の機能低下で卓球が弱くなるが、だからと言って、売れば、買った人の問題が自分に返って来る』と僕が言ったからです。」

「そこまでやっているのに、周りの人と同じように老化が進んでしまっているのですね」と町会長。

「そうなんですよ。それで、卓球が強くなる食べ物やサプリを教え、肥田式まで教えたのです。」

「渡辺さんは、梅澤さんが弱くなると困ると思っているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「しかし、梅澤さんに勝たないと全日本に出られないのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、梅澤さんは、僕と定期的に試合をしてくれる唯一の相手なので、梅澤さんが弱くなれば僕の卓球の上達が止まってしまう可能性が高いのです。」

「なるほど。それで、卓球が強くなる食べ物やサプリを教え、肥田式まで教えたのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。陰陽が見ただけで分かる息子が、お風呂の湯が陰であることに気がつかなかったので、梅澤さんが普通の人と同じように老化するのは、お風呂の湯が陰であることに気がついていないためではないかと思って、すぐ電話しました。」

2021/9/21

<猫後記8>
1月末には、超音波発生装置と『よく一緒に購入されている商品』に表示されているスピーカーとACアダプターを購入したが、防寒対策が忙しくて、そのままになっていた。そして、中庭をうろつく猫も増えていた。<続く>

2024/9/5